夏祭りの醍醐味
数年ぶりのフル開催となった
「祇園祭の後祭り」巡行と「大阪 天神祭」を
今年はしっかり満喫しました
シャーシャーと蝉が絶叫する酷暑の日常が戻ってきた今
カラダ的視点からみて
夏祭りってすごい!と感じたこと
書いておきたくなりました
ひと月前から徐々に高まる
スタジオインナーブレスは大阪天満宮のお膝元
ひと月前から
橋に提灯の棒が縄で括り付けられたり
船渡御の船が準備されたり
少しずつ進む準備の様子に期待が膨らみます
また
京都では祇園祭 巡行の早朝に
まだ人がまばらな街並みでゆっくり鉾を眺め
地元の方のお話しを伺うことができました
それぞれの地域で祭りを支える若い衆たちを
集めるのが毎回骨折りなのだとか
どちらも千年以上も受け継がれてきた壮大なお祭り
いったいどれほどのエネルギーが注がれてきたのでしょう!
はるか昔からのつながりを想像するだけで
何か大きなものに包まれているような
土台の安定、安心感に包まれます。
人の力を集めて高めて解き放ち
リアルで会って
「誰かと何かを成し遂げる」
ことに今まで以上に大きな魅力を感じます
人との距離を「ソーシャルディスタンス」などと
過剰に意識するいびつな数年間を過ごしたせいでしょうか
人のエネルギーを感じる夏祭りを
間近で堪能することで
マスクの下に封印していたものが
少しずつ解放されていく気がします
あぁ長かったね、と
「コンチキチン」と鳴り響く祇園祭のお囃子と行列
天神祭の船渡御からは「打ちまーしょ」パンパン!と響く大阪じめと
花火の音
その振動は全身の細胞を覚醒させていくようで・・・
高揚感に身を委ねる心地よさを満喫しました
最もエネルギッシュな表現なのかも
疫病退散など人々の深い願いをこめて
様々な時代をこえて受け継がれてきた夏祭り
いよいよこれから夏本番!
一年のうちで交感神経が優位になる夏
副交感神経が優位になる冬同様に
静かに過ごしているばかりでは
内側からみなぎる力は生まれませんね
作る側にも
観る側にも
夏祭りには、ブルンブルンとエンジンふかす振動が
おこるんだなぁと感じます
夏に向かうエンジンふかす夏祭り
テレビやパソコンの画面越しでは得られない
流れる汗と共に カラダに湧きあがる力を実感しました
カラダとココロを共に育んできた日本の文化
祭りはその最もエネルギッシュな表現なのかも!と
日本人の伝統的な世界観である
「ハレとケ」と「祭り」
祭り後は
つながりを確かめた安心感と
区切りがついた清々しさを感じます
全身で堪能するお祭りに
足を運んでみてはいかがでしょうか?